音響療法で、聴こえの苦痛を改善します。
音は、耳と脳の適切な連携があってこそ、しっかり聴くことができますが、片耳が聴こえなくなると、脳が聴こえなくなった音を探して感度を上げます。その結果、耳鳴りや音の響き、耳閉感などがあらわれ、音が聴こえてくる方向性が分からなくなります。
- オージオメータで聴力検査
- 音響療法のCD作成
聴力を回復させる治療、耳と脳の聴こえの連携を整える治療をすると効果的なので、当院では鍼治療と音響療法を活用し、聴こえの苦痛を改善しています。
発症から、3カ月経過しても効果的です。
突発性難聴は、発症から時間が経過するほど治りづらいとされていますが、鍼治療と音響療法で聴力が回復し、耳鳴りが気にならなくなった方が多いです。また、音が聴こえる方向性が分かるようになり、大人数の会議の場でも、話しの内容が分かるようになったという方もいました。
- 発症時:2016.08.31
- 2017.01.10
音響療法と鍼治療を開始
- 2017.04.26
低音が正常値(耳鼻科的には30㏈)まで回復
上記は、突発性難聴を発症後、6カ月経過してから鍼治療と音響療法で聴力が改善した、患者様の聴力検査の結果です。
耳に良い!クラシック楽曲を使います。
音響療法は、聴力や脳活動に良い影響を与えると言われている、クラシックのCDを使います。
患者様の聴力に合わせてCDを加工し、骨伝導ヘッドホンで、第一バイオリン・第二バイオリン(女性の声)・ビオラ(中間域の声)・チェロ(男性の声)を、CDの表紙写真の配置を見ながら聴きます。
聴力に合ったCDで、耳と脳をリハビリします。
骨伝導ヘッドホンで音響療法
音響療法をするごとに、次第に聞えなかった音域が聞えるようになる・音の方向性が分かるようになるなど、聴力や空間認識が回復する場合が多いです。
※突発性難聴は、発症から時間が経つほど治りにくくなるので、後遺症を残さないためにも、お早めに当院までご相談ください。