突発性難聴の鍼灸治療の効果
●更新 2025.07.22
初めての方にもわかりやすいよう、当院の鍼治療の特徴や効果について音声でご紹介しています。 突発性難聴に対する当院独自のアプローチや治療のポイントを、ぜひ音声でもお聞きください。
ホスト:このdeepdiveへようこそ。今日はあなたが共有してくれた資料。長野の森上鍼灸整骨院の、えっと突発性難聴へのアプローチですね。特にステロイドが効かなかったケースこれに注目すると。
ゲスト:ええ。
ホスト:資料だと40年で14万人以上。しかも9割改善って。これは。まあ、かなりすごい数字ですよね。
ゲスト:そうですね。かなり大胆な主張です。
ホスト:この代替アプローチの革新を探るのが、今回のミッションです。
ゲスト:ええ、非常に興味深い視点だと思います。このクリニックは突発性難聴を単に耳の問題としてじゃなくてですね。もっと全身的な、例えば体の歪みとか、彼らが言うところの梗塞体質みたいな、そういう根本原因から捉え直そうとしてるんですよね。
ホスト:なるほど。 梗塞体質ですか?
ゲスト:ただ、大規模な科学的検証、エビデンスっていうのは、まあまだないと自ら認めてはいるんですが。 でも、長年の臨床結果というのをすごく強く打ち出している。そこが特徴的ですね。
ホスト:わかりました。では早速、ええ紐解いていきましょうか。まず、なぜステロイドが効かない場合があるのか?資料だとストレスによる免疫抑低下を上げてますが、これはどういう?
ゲスト:はい。資料の説明を見ますと、強いストレスがあると体がこう戦闘モードになる。つまり交感神経が活発になるんですね。
ホスト:ふむふむ。
ゲスト:これが血管をキュッと収縮させて、特に手足とか顔とか。末端の血流が悪くなると。
ホスト:血流が悪くなる。
ゲスト:ええ。サーモグラフィーの画像なんかでも体温低下が示されていると。これも血流悪化の証拠だと考えているようです。
ホスト:体温が下がると免疫力も落ちるから薬が効きにくいと。そういう理屈ですか。
ゲスト:そういうことです。だから鍼灸では、まずこの自律神経、体の自動制御システムですね。これのバランスを整える。それで体をリラックスモード。つまり副交感神経優位な状態にして血流を促して、結果的に体が本来持っている治癒力を引き出すことを目指すと。まあ、そういう説明ですね。
ホスト:なるほど。ストレス・血流・免疫力。この連鎖ですね。 で、さらに踏み込んだ概念として梗塞体質と首の歪みが出てきますね。この梗塞体質っていうのは、ちょっと一般的な医学用語じゃない感じがしますが。
ゲスト:そうですね。これはあのクリニック独自の考え方と捉えるのがいいかもしれません。突発性難聴をまるで耳の中ですごく小さな血流障害、まあ、耳の梗塞みたいなものが起きている状態だと。
ホスト:耳の梗塞ですか?
ゲスト:ええ。そういうふうに捉えてるんです。で、その背景にはもっと全身的な血流の問題があるんじゃないかと。つまり、梗塞になりやすい体質があるんだと指摘してるんですね。
ホスト:全身的な問題。
ゲスト:具体的には二つ問題視していて、一つは、あの第二の心臓って言われるふくらはぎ。
ホスト:あっ!ふくらはぎ。
ゲスト:このポンプ機能が落ちてて、全身の血流が滞ってるんじゃないかということ。
ホスト:はい。
ゲスト:もう一つが首の骨、頚椎ですね。 この歪みが内耳に血液を送る大事な血管、椎骨動脈を物理的に圧迫している可能性がある、と。
ホスト:首の歪みが血管を圧迫。
ゲスト:そうなんです。この動脈って首の骨の中を通ってるんで、歪みの影響を受けやすいという考え方ですね。
ホスト:ふくらはぎや首の歪みが耳の聞こえに影響するってかなりこう、全体を見る視点ですね。じゃあ、治療は具体的にどう進めるんですか?首の歪みに鍼灸っていうのは?
ゲスト:えっと、まず鍼灸治療でふくらはぎのポンプ機能を改善して、全身の血流を良くしようと。 で、首に関しては関連する筋肉の緊張バランスを鍼灸で整えていく。
ホスト:筋肉のバランス。
ゲスト:そうです。それで歪みを強制して椎骨動脈への圧迫を解放しよう、と。そういう試みみたいですね。
ホスト:なるほど。
ゲスト:資料には実際にエコー、超音波の装置ですね。あれを使って、治療で動脈の拍動が改善するか確認しながら進めるなんて記述もあります。
ホスト:へえ。エコーで確認しながら・・・それは具体的ですね。ということは、患者さん全員に全く同じ治療をするわけじゃない?
ゲスト:まさにそこがポイントなんです。資料が改善率9割の根拠としてすごく強調しているのが、独自の三タイプ鑑別治療っていう考え方。
ホスト:三タイプ。
ゲスト:ええ。原因を大きく三つに分類してるんです。Aタイプはストレスが主で、自律神経が乱れている。 Bタイプは梗塞体質とか血流不全がメイン。Cタイプはウイルス感染なんかが引き金で免疫力が落ちてると。
ホスト:なるほど、原因別に。
ゲスト:そうなんです。聴力検査、オージオグラムの結果なんかも見ながら、どのタイプかを見極めて、それぞれにあった鍼灸をする。このオーダーメイド感が、彼らの治療の核になっているようです。
ホスト:分かりました。原因を特定してアプローチを変えると。でも、最初に話したように、大規模な比較試験みたいな、いわゆる科学的エビデンスはない。それでも40年14万人、9割改善っていう臨床結果という事実をすごく強く出してますよね。 この点を、私たちはどう受け止めればいいんでしょう。
ゲスト:うーん。これは非常に大事な問いかけですよね。確かに現代医学では、効果の証明には質の高い比較対象試験がスタンダードです。その点は、このクリニック側も、まあ分かっているようです。
ホスト:はい。
ゲスト:ただ、彼らが言いたいのは、長年の膨大な臨床経験、特にさっきの三タイプ分類みたいな独自の体験に基づいたアプローチから得られた結果も、それはそれで無視できない根拠、エビデンスなんじゃないかということだと思うんです。目の前の患者さんがどう変わったか、その観察結果をすごく重視してる。そういう姿勢がうかがえますね。
ホスト:なるほど、その積み重ねが9割という数字につながっていると主張しているわけですね。さて、ここまで森上鍼灸整骨院のアプローチを見てきました。ステロイドが効かない突発性難聴に、耳だけじゃなく、ストレス、自律神経、全身の血流、体の歪み、そういったより広い視野で原因を探って個別のアプローチをため込む。これがあなたが手にした資料から読み取れる。まあ、核心部分といえそうですね。
ゲスト:ええ、そうですね。最後にですね、あなたにひとつ、ちょっと考えてみてほしい問いかけをさせてください。
ホスト:お、何でしょう。
ゲスト:今回の資料が示唆するように、もし突発性難聴っていう、一見局所的に見える問題がですね、実は血流とか神経、体の構造みたいな全身のシステムと深く関わっているんだとしたら、じゃあ、ほかのいろんな症状とか、病気についても同じようにもっと全体的な視点から見つめ直してみると。そうすることで、今まで見過ごされてきた原因とか、あるいは全く新しい解決策とかが、もしかしたら見えてくる。そういう可能性はないでしょうか。
「ある日突然、世界から音が消えていく…」
「このまま聴力が戻らなかったらどうしよう…」
ステロイド治療を受けても思うような効果が出ず、先の見えない不安の中にいる方は少なくありません。
しかし、どうか諦めないでください。
私たちには、長野の地で40年間、延べ14万人の突発性難聴の患者様と向き合い、その9割の方に聴力回復や耳鳴り改善といった何らかの変化が見られた実績があります。
なぜ、ステロイドで改善しなかった難聴が、鍼治療で回復へと向かうのか。
それは、私たちが突発性難聴を「耳」だけの病気ではなく、「体の歪み」と「梗塞体質」という、より深い根本原因から捉え直しているからです。
このページでは、当院が40年の臨床で見つけ出した突発性難聴の本当の原因と、その改善アプローチについて詳しくご説明します。
「鍼灸治療に、医学的なエビデンス(科学的証拠)はあるのですか?」というご質問をよくいただきます。
正直にお答えします。製薬会社のように莫大な資金を投じて行われる研究がないため、鍼灸治療の有効性を証明する大規模なエビデンスは、現時点では確立されていません。
しかし、私たちにはそれ以上に確かなものがあります。
それは、この40年間で向き合ってきた「14万人以上の臨床結果」という、揺るぎない事実です。そして、治療を受けられた方の9割に、何らかの改善が見られたという実績です。
私たちは、論文の中のデータではなく、目の前の患者様の「聞こえるようになった」「耳鳴りが楽になった」という声こそが、最高の証拠だと信じています。
院長 吉池 弘明
当院が診てきた14万人の患者様の中で、特にステロイドの効果が出にくい方に共通するのが、過度なストレスによる「免疫力の低下」です。
ストレスは体を常に緊張した「戦闘モード(交感神経優位)」にし、全身の血管を収縮させます。その結果、サーモグラフィ画像でも明らかなように、顔や手足といった末端の血流が滞り、体温が低下。これが免疫力を直接的に下げてしまうのです。
この免疫力が低下した状態でステロイドを使用しても、本来の効果が発揮されにくいだけでなく、かえって体の回復力を削いでしまうことさえあります。
鍼治療前
鍼治療後
顔の血流 治療前・治療後
私たちの鍼治療は、まずこの「戦闘モード」を解除し、体をリラックスモード(副交感神経優位)へと切り替えることを最優先します。
鍼の刺激で自律神経のバランスが整うと、収縮していた血管が拡張し、体温が上昇。ご自身の免疫力が正常に働き始めます。
この状態になって初めて、内耳への血流が改善し、ご自身の持つ自然治癒力が最大限に発揮され、聴神経の回復が始まるのです。
私たちの40年・14万人の臨床データが最も明確に示しているのが、突発性難聴は『耳の梗塞』であり、その背景には脳梗塞や心筋梗塞にもつながる深刻な『梗塞体質』が隠れているという事実です。
この体質は、大きく分けて二つの血流障害を引き起こします。
特に、ステロイドで改善しない方の多くに、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの機能不全が見られます。
ふくらはぎのポンプ機能が弱ると、全身の血流が滞り、ドロドロになった血液が内耳のような末端の毛細血管にまで届かなくなります。これは、エコノミークラス症候群で血栓ができるメカニズムと非常によく似ています。
鍼治療前
鍼治療後
ふくらはぎの血流 治療前・治療後
当院の鍼治療は、まずこの「第二の心臓」を再起動させ、全身に新鮮な血液を送り出すための土台を整えます。
しかし、土台を整えるだけでは不十分です。血液が内耳へ向かう最終関門である『首の歪み』の問題が残っています。
長年の癖や側弯などで首の重心がずれると、脳と内耳に栄養を送る命綱である『椎骨動脈』が物理的に圧迫され、血流が途絶えてしまうのです。この状態では、いくら良い薬を使っても、その成分は肝心の内耳まで届きません。
鍼治療前
鍼治療後
重心バランス 治療前・治療後
私たちは、エコーで椎骨動脈の拍動を確認しながら、インナーマッスルを緩めて重心をミリ単位で調整し、この”最後の詰まり”を解消します。
突発性難聴と一括りにしても、その根本原因は一人ひとり異なります。これが、画一的な治療で改善に差が出る最大の理由です。
一般的に突発性難聴は、血流障害やウイルス感染が原因とされ、ストレスがそれらを誘発する最大の要因と言われています。
私たちは40年・14万人の臨床の末、これら複雑な要因を整理し、突発性難聴を主要原因別に3つのタイプに分類、それぞれに最適なアプローチを行うという、他のどの病院・鍼灸院も行っていない独自の診断・治療体系を確立しました。
この「3タイプ鑑別治療」こそが、9割という高い改善率を実現する当院の心臓部です。
特徴
ストレスによる交感神経の過緊張が、内耳の血管を収縮させている状態です。ステロイドでは対処が難しい根本的な自律神経の問題ですが、鍼治療であれば神経の根源に直接アプローチできるため、高い改善が期待できます。
特徴
前述した「梗塞体質」や「首の歪み」が直接的な原因です。発症から時間が経つとステロイドの効果は限定的ですが、鍼治療で梗塞体質と首の歪みを根本から改善すれば、聴力回復への道が拓けます。
特徴
最も重症化しやすいタイプですが、諦める必要はありません。ウイルス自体を鍼で直接攻撃するわけではありませんが、鍼治療で徹底的に免疫力を底上げし、ウイルスと戦う体自身の力を引き出すことで、聴力回復のきっかけを掴むことができるのです。
当院にはオージオメーター、サーモグラフィ、エコーといった専門設備があります。しかし、重要なのは機材の有無ではありません。これらの機器で得られた情報を、14万人の臨床データと照らし合わせ、あなたの本当の原因を特定する「読解力」こそが私たちの真髄です。
鍼治療は、同じツボを使ったとしても、鍼を刺す0.1ミリ単位の深さや刺激の与え方で、効果は何千通りにも変わります。これは、長年の経験を持つ施術者にしか到達できない、極めて繊細な感覚が求められる世界です。
この繊細な治療技術は、簡単にマニュアル化できるものではありません。分院化すれば、必ず治療の質にばらつきが生まれてしまいます。「日本全国どこからでも、最高の治療を受けていただきたい」という想いから、私たちはあえて分院化せず、この長野の地で技術を研鑽し続けています。
患者様の声
S.O.様山梨県
回復してきました!
ステロイド点滴と高圧酸素療法をしても治らなかったのに、森上さんの治療で耳鳴りが気にならなくなってきました!検査では先生の詳しいご説明があって、自分でも目で見て血流状態の悪さが確認できたので、納得したうえでしっかり治療を続けることができました。
M.S.様新潟県
職場に復帰できた
ジージー、ガーガー、キーンという耳の中が嵐のようで精神的に追い詰められていたのですが、おかげさまで仕事復帰できました。ストレスがものすごくかかっていたようで、聴力回復と免疫力を高める治療をしていただきました。これからは不規則な生活に気を付けていきたいです。
R.K.様千葉県
諦めなくて良かった
突発性難聴で、左耳の聴力がまったくない状態。入院してステロイド治療をしても、特に変化はありませんでした。聞えないまま生活していくのは嫌で、数日間、森上鍼灸整骨院さん近くのホテルに宿泊し鍼治療を続けたところ、少しずつ聴力が回復。千葉から来たかいがありました。
ここまでこのページを読んでくださったあなたは、ご自身の症状と真剣に向き合い、改善を心から願っている方だと思います。内耳に現れます。
私たちは、突発性難聴を「耳」だけの問題ではなく、血流・歪み・免疫力といった「体全体」の問題と捉えます。だからこそ、病院の治療で改善が見られなかった方にも、回復への道筋を示すことができるのです。
「私の症状でも大丈夫だろうか」「話だけでも聞いてみたい」
どんな些細なご不安でも構いません。相談したからといって、無理に治療を勧めることは決してありませんので、ご安心ください。
あなたのその一歩が、「聞こえる」未来を取り戻すための、最も大切な一歩になるかもしれません。