オージオグラム
当院の聴力検査は、鍼灸用のオージオメータを使い、防音室ではなく通常のお部屋でおこないます。
音は、耳を通り電気信号に変換されて脳に伝わりますが、耳と脳の適切な連携がないと会話のコミュニケーションが難しくなるので、「音が聴こえるか」ではなく「音を聴き分けられるか」を確認するために、通常のお部屋で検査をしています。
また、突発性難聴では発症から時間が経過するにつれて、悪い耳の聴力に引っ張られるように、良い耳の聴力まで低下することも多いので、左右の聴こえのバランスも確認しています。
ティンパノメトリー
鼓膜の動きと中耳の気圧に異常がないかを調べ、高気圧酸素療法のあとに発症することがある「滲出性中耳炎」の有無を確認します。
耳管機能検査
突発性難聴の他に、耳管開放症や耳管狭窄症があることも、音を聴こえづらくする要因になるため、耳管機能不全の有無を確認します。
医療用サーモグラフィ
突発性難聴は、原因の特定が難しいとされていますが、血液循環障害の説が考えられています。
過度なストレスや免疫力の低下など、さまざまな要因が重なると自律神経の乱れから血液循環が悪くなるので、当院では自律神経異常を医療用サーモグラフィで確認しています。
※自律神経を調整する脳の部分には、体温調節中枢があるので、体表温度を診ると自律神経異常の有無が分かります。
治療前
治療後
循環器用エコー
内耳は、絶えず新鮮な酸素と血液が流れている部分ですが、椎骨動脈(脳と内耳に向かう動脈)の血流量が低下してしまうと、聴力回復が妨げられてしまいます。
また、姿勢が変わると血流量も変わってくるので、座っている姿勢や寝ている姿勢など、姿勢を変えて正確な血流量を調べます。
モアレトポグラフィ
首が側弯していると椎骨動脈が圧迫され、内耳への血流が悪くなってしまったり、頭が重心からずれるとめまいが改善しなかったりするので、姿勢不良の有無を確認します。
治療前
治療後