ステロイドで効果が無かったら
早めに鍼治療をしましょう

ステロイドで効果がなかったら早めに鍼治療をしましょう

ラムゼイ・ハント症候群の鍼治療

ラムゼイハント症候群の鍼治療について説明する鍼灸師

更新 2024.09.06

ラムゼイハント症候群は、鍼治療で治りますか?

ラムゼイハント症候群は、鍼治療で治りますか?|新潟県Y.S.様

耳の帯状疱疹を発症してしばらく経った頃、顔面神経麻痺、めまい、耳鳴りがあらわれるようになりました。

退院した後も、漢方や星状神経節ブロックなどの治療は続けて、だいぶ顔の麻痺は良くなりましたが、耳鳴りが強くなってきています。

毎日辛いので、何とか鍼で治していただけないでしょうか?

新潟県 Y.S.様

長らく顔の麻痺や難聴にお悩みになられている方は、免疫力と神経の再生を高める鍼治療を継続すると、徐々に改善される方が多いです。

ラムゼイハント症候群は、同じような症状が出るベル麻痺よりも、強くて後遺症が残りやすい疾患なので、お早めにご相談ください。

鍼治療には副作用がないので、お医者様の治療と並行する患者様も多いです。

院長 吉池 弘明

顔の麻痺や耳鳴りが改善!

諦めなくて良かった。
顔の麻痺や耳鳴りが改善!新潟県Y.S.様

他人に麻痺が残っている顔を見られることや、うまく動かない口で話すことへの恐怖心から、家族以外の人に会うことを避け続けました。

また、鳴りやまない耳鳴りがよけいに不安を煽ってくるので、家族に強くあたってしまうことが何度もあり、そのたびに自己嫌悪に陥りました。

発症から2年経った現在、おかげさまで顔面麻痺も耳鳴りも良くなりました。治るのに時間はかかりましたが、諦めなくてよかった。

新潟県 Y.S.様

※治療効果の出方には、個人差があります。

もうしばらく続けましょう

ラムゼイハント症候群は、顔の麻痺だけでなく難聴や耳鳴りも伴い、精神状態が不安定になる方も多いのですが、回復されてきて本当に良かったです。

S様は重度だったために、まだふらつきが見られるので、高いところへ上る時は注意してください。耳鼻科の先生は完治と言われていますが、ご年齢的にもお若いので、良い状態を維持できるように、もうしばらくは通院を続けていただくことをおすすめ致します。

院長 吉池 弘明

     

ラムゼイハント症候群とは

水ぼうそうウイルスが原因

ラムゼイハント症候群は、水ぼうそうウイルスの「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で起こります。

子供のときに、水ぼうそうになった方は多いと思いますが、症状が治ったとしてもウイルスは神経節に潜んでおり、免疫力が低下したり加齢が進んだりするとウイルスが再び活性化します。

活性化したウイルスが顔面神経に入り込むと、神経が腫れて圧迫されるので、耳に帯状疱疹(耳性帯状疱疹)ができることや、片目が完全に閉じられなくなる、口から食べ物がこぼれてしまう、味覚障害などが見られます。

ラムゼイハント症候群の後遺症

病的共同運動、ワニの涙

顔面神経が再生するときに、間違って別の神経同士がくっついてしまうと、目を閉じると口が動き口を動かすと目が閉じる「病的共同運動」が現れます。

また、食事のときに涙が出てしまうことや(ワニの涙)、鼻水が出てしまう症状も現れる場合があります。

食事をすると涙や鼻水が出る

難聴、耳鳴り

ラムゼイハント症候群では、聴神経まで影響が及ぶと、聴力が低下してしまう場合があります。

音は耳と脳とで聴くために、音が聴こえなくなると脳が不安を感じ、聴こえなくなった音域の耳鳴りがするようになったり、平衡感覚が乱れて、めまいやふらつきがあらわれたりすることもあります。

ベル麻痺との違い

原因のウイルスが異なる

ラムゼイハント症候群と似たような症状が現れる「ベル麻痺」は、ヘルペスウイルスが原因で発症します。

ベル麻痺もラムゼイハント症候群と同様に、免疫力が低下したタイミングで発症することが多いですが、耳に帯状疱疹が出ることはありません。

見た目では分からないことも

ラムゼイハント症候群だと、耳に帯状疱疹や水疱が出ることが多いですが、耳の帯状疱疹がなく、顔面神経麻痺だけが起こる場合もあるため、ベル麻痺との判別がつかないこともあります

ただ、症状の強さでは、圧倒的にラムゼイハント症候群の方が強く、後遺症が残りやすいです。
※強さの程度を例えるなら、ネコとトラほどの差があります。

ジャスティンビーバーも発症

若い人でも注意が必要

世界的な人気歌手のジャスティンビーバーさんが、20代後半でラムゼイハント症候群を発症したことを公表しています。

ラムゼイハント症候群は、ベル麻痺と比べて稀な疾患ですが、若い方でも過度なストレスを感じている状態や、疲労生活習慣の乱れなどが続くと、免疫力が低下し発症の確率が高くなるので、十分な注意が必要です。

ストレスや疲労を感じている若者

ラムゼイハント症候群の治療

ステロイドや抗ウイルス薬

ウイルスによって顔面神経は腫れてしまうので、お医者様はステロイドで即座に炎症を鎮めたり、抗ウイルス薬のバルトレックスで、ウイルスの増殖を抑える治療をされます。

他には、星状神経節ブロックで顔面神経の再生を促す治療や、桂枝加朮附湯などの漢方薬が処方される場合もあるようです。

ラムゼイハント症候群の病院治療
 

鍼治療の効果

修復と再生を助ける

ラムゼイハント症候群による、顔面神経麻痺や難聴が思うように治らないと感じている方は、鍼灸治療をご検討いただくと良いと存じます。

鍼はお体のツボを刺激し微細なキズをつけることで、誰もが持つ自然治癒力を促し、神経の修復や再生を手助けします。
※鍼治療は、保険外治療(自費治療)となるため、鍼灸院によって治療方法などは変わります。

難聴も発症している方だと、発症から時間が経過するほど、自覚のないうちに聴力低下が進行していることも多いので、お早めにご検討ください。

 鍼治療で自然治癒力を高める
 

森上鍼灸整骨院の鍼治療

治らない原因から解決する

ラムゼイハント症候群の症状が治りづらい方は、末梢への血流がうまく巡っていないことや、免疫力の回復が不十分であることが多いので、当院では全身検査から治らない原因を探り、顔面神経麻痺・聴力回復の鍼治療に取り組んでいます。

病的共同運動やワニの涙も、鍼治療とリハビリで良くなるケースは多いので、お早めにご相談ください。

 森上鍼灸整骨院の全身検査

顔面神経の腫れを引かせる鍼治療

免疫力が低い方は、顔や体の温度も異常に低いので、顔面神経の腫れが引いていかない状態になっていることが多いです。

鍼治療をすることで神経の免疫力が高まってくると、末梢血管の血流が再開するので、ウイルスと戦うためのお体の状態へと整います

治療前

ラムゼイハント症候群|免疫力が低下した状態の顔面

治療後

ラムゼイハント症候群|鍼治療で温度と免疫力が高まった顔面

免疫力を高める鍼治療

過剰なストレスがかかると、交感神経が優位になりすぎてしまい、末梢の血流が悪くなってしまうことが多いです。

末梢の血流低下は、耳の症状改善を妨げる要因にもなるので、足の血流を良くすると、難聴・耳鳴り・めまい・耳詰まりなどの症状が回復しやすくなります

治療前

ラムゼイハント症候群|血流が悪いふくらはぎ

治療後

ラムゼイハント症候群|鍼治療で血流が改善したふくらはぎ

回復を早める鍼治療

首が歪んで椎骨動脈が圧迫されてしまうと、自律神経への血流が悪くなるため、交感神経と副交感神経のバランス調整がうまくできず、治りを妨げる要因になることが多いです。

歪みが治ってくると血流が改善され、自然治癒力で回復するための土台が整います

治療前

ラムゼイハント症候群|鍼治療前の体の歪み

治療後

ラムゼイハント症候群|鍼治療で改善した体の歪み
 

※聴力検査、音響療法

片耳が難聴になると、もう片方の耳に負担がかかり続けてしまうので、良い方の耳の聴力まで低下することや、脳が不安を感じるほど耳鳴りが大きくなってしまうことが多いので、ラムゼイハント症候群による難聴がある方には、耳の鍼治療のご提案もしています。

聴力検査では音を聴き分けられるかや、脳のストレス状態を把握し、必要があると判断した場合には、音響療法の併用もおすすめしています。

音響療法は、患者様の聴力に合わせて調整したクラシックCDを、骨伝導ヘッドホンを用いて聴く「耳と脳のリハビリ」です。鍼と併用すると、耳鳴りや耳詰まりの改善に効果的なことが多いです。

 
ラムゼイハント症候群|鍼灸用のオージオメーターで聴力検査
オージオメータで聴力検査
ラムゼイハント症候群|レベルを調整し音響療法用のCDを作成
音響療法のCD作成

治療前

ラムゼイハント症候群|鍼治療前の聴力が低下しているオージオグラム

治療後

ラムゼイハント症候群|鍼治療と音響療法で聴力が改善したオージオグラム


※上記は、鍼治療と音響療法を併用し、聴力が回復したラムゼイハント症候群の患者様のオージオグラムです。

聴力の回復に伴い、お悩みになられていた耳鳴りも改善しました。

 

治療費

治療回数について

14回ワンクールで治療を続けて検査をします。
一日に複数回治療をすることも可能です。
その後、検査を行ない、治療間隔を決めていきます。

検査料

表情筋の緊張状態、ストレスの状態、姿勢筋の緊張状態を調べます。
初診時に、概ね25,000円前後の検査費用がかかります。

鍼治療の費用

検査結果に合わせて、 ラムゼイハント症候群の鍼治療A・B・C を組み合わせて行います。
※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
※平日13時以降・土曜・日曜・祝日は初診時のみ、検査費用と治療費が1.5倍になります。

ラムゼイハント症候群の鍼治療A

ラムゼイ・ハント症候群|ラムゼイ・ハント症候群の鍼治療の範囲
治療範囲
ラムゼイ・ハント症候群の治療費
初診料 704円
治療費 4,664円
スーパーライザー 352円

自己免疫を高めて顔面神経と聴神経の機能を取り戻す鍼治療です。
※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


ラムゼイハント症候群の鍼治療B

ラムゼイ・ハント症候群|回復を早める治療の範囲
治療範囲
全身の血流を改善する鍼治療
初診料 704円
治療費 704円
治療費 352円

体の側弯を改善して脳へ血液を運びやすくする鍼治療です。
※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


ラムゼイハント症候群の鍼治療C

ラムゼイ・ハント症候群|免疫力を高める鍼治療の範囲
治療範囲
自律神経を整える鍼治療
初診料 704円
治療費 6,996円

脳のホルモンバランスを整え免疫力と自然治癒力をあげる鍼治療です。
※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


著者情報

森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

私が書きました

森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

耳鼻科疾患の治療経験36年。医師とは異なる検査【医療用サーモグラフィ】を取り入れ、のべ25万人を検査、治療成果を上げる。自らを「サーモグラファー」と命名。耳鼻科疾患の鍼治療に欠かせない、自律神経・ストレス状態をデータから読み解き、患者様ひとりひとりに合わせた治療を行っている。はり・きゅうの日生まれ61歳。

当院について

長野県須坂市にある鍼灸整骨院です。

森上鍼灸整骨院 鍼灸師、スタッフ

聴力検査、医療用サーモグラフィ、循環器エコー、モアレトポグラフィで全身検査をおこない、治らない症状の根源から解決する鍼治療に取り組んでいます。

原因を素早く見つける

耳鼻科専門の鍼灸院6つの検査

  • オージオグラム

    聴力検査

    骨導と気導の状態は、幅広い音域を使って「音を聴き分けられるか」を確認し、鍼の効果を最大限に引き出すツボを選定します。

  • 耳管機能検査装置

    耳管機能の検査

    日本で流通している唯一の検査機器で、耳管機能不全の有無を確認し、聴こえを良くするための鍼治療に活かします。

  • インピーダンスオージオメータ

    鼓膜と中耳の検査

    鼓膜の動きと中耳の気圧状態を確認し、検査結果から中耳炎の後遺症や、顔面神経麻痺後遺症の鍼治療に活かします。

  • 体の歪みの検査:モアレトポグラフィ

    体の歪み

    首の側弯は椎骨動脈を圧迫して脳や内耳の血流を悪くするため、モアレトポグラフィで確認し、歪みを治す鍼治療をします。

  • 血流の検査:循環器用エコー

    血流の異常

    自然治癒力の低下は血流の異常で分かるので、循環器用エコーで手足や首の状態を確認し、血流改善の鍼治療をします。

  • ストレスの検査:医療用サーモグラフィ

    ストレス状態

    治りを妨げるストレス状態は体表温度に現れるので、医療用サーモグラフィで確認し、自律神経を整える鍼治療をします。

患者様の声

  • ラムゼイハント症候群の鍼治療をされた 埼玉県R.A.様

    R.A.様埼玉県

    ラムゼイハント症候群

    信じられないくらい回復

    何度かメールと電話相談をさせていただき、治療の決心がつきました。発症当時を思い返すと、自分でも驚くほどに回復しました。最初はあまり変化がなく、弱気になったこともありましたが、励ましてくださった先生方に感謝です。

  • 顔面神経麻痺後遺症の鍼治療をされた 長野県S.I.様

    S.I.様長野県

    顔面神経麻痺の後遺症

    良くなったねと言われた

    発症当時はあまりのショックから体調を崩しましたし、外出時はマスクが必須でした。でも鍼のおかげでずいぶんと治り、お友達からはすごく良くなったねと言われて本当に嬉しかったです。笑顔も作れるようになりました。

  • ラムゼイハント症候群の鍼治療をされた 新潟県S.S.様

    S.S.様新潟県

    ラムゼイハント症候群

    鍼治療にして良かった

    手術をしても完全に元通りになるわけではないと分かり、鍼治療にシフトしました。正直なところ金額の面で悩みましたが、客観的に見ても麻痺なんて分からないくらいに治していただき、森上さんを選んで本当に良かったです。

※「患者様の声」は 個人の感想です。
疾患により治療法や効果の出方が変わります。

不調の根本原因は人によりさまざまなので、当院では全身検査をしたうえで、その患者様に合った治療法をご提案しています。
分からないことやご不安なことは、「今すぐ無料相談する」ボタンからご相談ください。

院長 吉池弘明