めまいや耳鳴り、進行性の難聴で、免疫抑制の抗がん剤エンドキサンを週2回、がん治療の3分の1程度の量を飲んでいます。
先生が退職されるので、この三月からはお薬が出せないそうで、ステロイドだけでは不安です。
内耳の自己免疫疾患は鍼治療でよくなりますか?
エンドキサンが処方できなくなるというのは、T.T.さんにとって本当に不安なことだと思います。AIEDに対する免疫抑制剤の使用は保険適用外のため、処方できる医師が極めて限られているのが現状です。
そもそもAIEDは確立された検査方法がなく、確定診断自体が難しい疾患です。そのため、実際にどのくらいの患者さんがいるのかもわかっていません。私たちは、難治性のメニエール病や、繰り返す突発性難聴、ステロイド依存性感音難聴の中に、診断されていないAIEDが相当数含まれていると考えています。
ステロイド依存型感音難聴には、40年前から鍼治療に取り組んできました。鍼治療で効果が上がるケースが多く、同じ免疫の異常が背景にあるAIEDについても、鍼治療が助けになれる可能性があります。


