ステロイドで改善しない難聴
根本原因の解決は「時間」との戦いです

ステロイドで改善しない難聴、根本原因の解決は「時間」との戦いです

最短の治療期間

突発性難聴の鍼治療の効果を説明する鍼灸師

●更新 2025.11.24

音声で解説!
突発性難聴は1日で治る?

「片耳が急に聞こえにくくなったけれど、半日〜1日で元に戻った」という症状は、ほとんどの場合本当の突発性難聴ではありません。

音声では、急性低音障害型感音難聴や耳管機能不全などの“そっくりな症状”との違い、突発性難聴の危険サイン、受診の目安をわかりやすく解説しています。

短時間で治る不調でも、耳からの大切なサインであることがありますので、ぜひ参考にしてください。

※出典1 月刊ENTONI 「突発性難聴 update」
※出典2 森上鍼灸整骨院 「治療に対する考え」

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突発性難聴は一日で治る?すぐ治った原因と受診の目安

突発性難聴は一日で治りますか?|長野市 S.K.さん

突発性難聴について調べてくれた息子が、「突発性難聴は1日で治る」という情報をネットで見たと言っていました。本当に突発性難聴が1日で治ることはありますか?

長野市 S.K.さん

実は「1日で治ったように見える耳の症状」は突発性難聴以外の病気でも起こることがあり、そのためネット上でもさまざまな情報が入り混じってしまっているのだと思います。

突発性難聴そのものが自然に1日で治ることは多くありませんが、急性低音障害型感音難聴耳管機能不全症など、“すぐ回復しやすい疾患”と症状がよく似ているため、「治ったように感じる」ケースも見られます。

このページでは、「すぐ治る耳の症状の原因」や「突発性難聴との見分け方」、そして「治療を始めるタイミング」についてわかりやすくまとめています。不安な時の判断材料として、参考にしていただければ幸いです。

院長 吉池 弘明

  • 突発性難聴がすぐ治った?すぐ治る耳の症状でまず疑うべき3つの原因

    突発性難聴は、耳の中で音が通りにくくなるタイプではなく、頭蓋骨の中にある蝸牛や聴神経の異常で起こる原因不明の高度な感音性難聴です。そのため、1日で自然に治ることはほとんどありません。

    まれに血流が改善して聴こえが戻るケースもありますが、これは偶然起きた非常に稀なパターンです。

    「すぐ治った場合」は突発性難聴ではなく、下記のような3つの類似疾患の可能性が高く、原因をはっきりさせるためにも、一度は医療機関で診ていただくことをおすすめします。

    急性低音障害型感音難聴(ALHL)

    突発性難聴と間違いやすい「急性低音障害型感音難聴」は、ストレスやホルモンバランス、自律神経の乱れなどで起こり、水分が排出されると聴こえが改善することがあるため、1日で治るケースもあります。

    ※15年ほど前までは突発性難聴と同じ分類でしたが、現在はメニエール病の前段階として扱われています。

    耳管機能不全症

    鼓膜の外と中の気圧が合わずに音がこもる「耳管機能不全症」は、あくび・飲み込み・鼻をすする動作などで耳管が開くと一瞬で聴こえが戻るのが特徴です。このため「突発性難聴が治った」と誤解されやすい疾患です。

    ライブや気圧による一時的な難聴かも?

    大音量のライブやイヤホンの使い過ぎ、飛行機・山登りなどの気圧変化でも、一時的に聴こえづらくなることがあります。多くの場合は数時間〜1日で自然に回復しますが、反復すると耳が敏感になり、突発性難聴・メニエール病のリスクが高まるといわれています。

    「すぐ治ったから大丈夫」と放置せず、症状が続く場合や繰り返す場合は、一度専門の医療機関にご相談ください。

    突発性難聴はすぐ病院へ
  • 突発性難聴との違い

    「すぐ治った」「体勢を変えると聴こえるようになった」という症状は、突発性難聴ではあまり見られません。突発性難聴は、耳が詰まった感じや音の響きに加えて、“聞こえづらい状態がそのまま続く”のが特徴です。

    一方、急性低音障害型感音難聴や耳管機能不全症では、耳の中の圧が変わったり水分バランスが整ったりすると短時間で症状が良くなったり、また悪くなったりすることがあります。

    時間が経っても聴こえづらさが残る場合は、突発性難聴の可能性があります。また、良くなったり悪くなったりする波がある場合は、メニエール病や急性低音障害型感音難聴など、別の疾患が考えられます。

    いずれの場合も放置せず、早めに医療機関で診ていただくことをおすすめします。

  • 症状別:病院に行くべきタイミング

    すぐ治った・体勢で聴こえが変わる場合

    耳管機能不全症や急性低音障害型感音難聴など、一時的な耳の不調であることが多く、緊急性は高くありません。ただし、症状が繰り返す場合や耳鳴りが残る場合は、念のため耳鼻科で診ていただくことをおすすめします。

    数時間たっても聴こえづらさが続く場合

    突発性難聴は「聞こえにくい状態がそのまま続く」のが特徴です。発症から時間が経つほど治療効果が下がるため、数時間経っても改善が見られないときは、早めに耳鼻科を受診しましょう。

    音が二重に聞こえる・音が歪んで響く場合

    音が二重に聞こえる・金属音のように響く症状は、突発性難聴やメニエール病でもよくみられます。早期治療の方が回復しやすいため、できるだけ当日中の受診がおすすめです。

    耳鳴りが強い・片耳だけ急に聞こえない場合

    「片耳だけ急に聞こえなくなる」「キーンという耳鳴りが止まらない」といった症状は、突発性難聴の典型的なサインです。当日〜24時間以内の受診が望ましいといわれています。

    めまいを伴う場合(緊急性が高い)

    突発性難聴にめまいを伴う場合は、内耳の障害が強く起こっている可能性があります。症状によっては入院治療が必要になることもあるため、早急に耳鼻科を受診してください。

  • 突発性難聴の治療期間は 症状によってさまざま

    突発性難聴は、どのくらいの音が聞こえなくなったか(軽度・中程度・重度)によって、回復までの目安が大きく変わります。特に発症してから治療を始めるまでの早さがとても重要です。お医者さんの突発性難聴の治療では、軽度だと数日間ステロイドを内服することになりますが、重症の場合だと、ステロイドの点滴や高気圧酸素療法が必要になることが多いため、1~2週間ほどの入院治療をするようになります。(症状の程度により治療や入院期間は変わります。)

    軽度の場合

    聞こえにくさが軽い場合は、数日間ステロイドを飲むだけで聞こえが戻る方が多いです。耳鳴りや耳詰まりが少し残っても、早く治療を始めるほど改善しやすくなります。

    中程度の場合

    中程度の難聴では、良くなるまでに数日〜1週間ほどかかり、耳鳴りや音の歪みがしばらく続くことがあります。完全に落ち着くまでに2〜3週間ほどかかることもあります。

    重度の場合

    音がほとんど聞こえないほど重い場合は、ステロイドの点滴や高気圧酸素療法を行うことがあり、1〜2週間の入院が必要になることもあります。(治療内容や入院期間は病院や症状によって変わります。)

    症状が重くなるほど回復しづらくなるため、「ちょっとおかしいかも?」と感じた時点で早めの受診が大切です。

    また、病院で治療を続けても改善がゆっくりな場合や、耳鳴り・音が響く感じが長く続く場合は、血流の滞りや体質の影響が関わっていることもあります。当院ではサーモグラフィで血流の状態を確認し、自律神経の乱れや首肩の緊張を整える鍼治療を行っています。病院での治療で満足が行かない場合でも、鍼治療で改善したとされる方が多くいるため、不安な方は一度ご相談ください。

  • 突発性難聴の安静期間の過ごし方

    突発性難聴の症状として多い、耳鳴り・音の響き・耳詰まりは、脳が不安や恐怖を感じるほど症状が強く出てしまうため、色々と考えすぎず、できるだけご自身の好きなことをしてゆっくり過ごすことを意識すると良いです。

    また、耳を駆使しすぎないように音声を消して字幕で映画鑑賞をしたり、字幕付きでニュースを見たりするのもおすすめです。

    突発性難聴の安静期間
  • 突発性難聴の再発に警戒

    耳鼻科の先生は、ウイルス感染の可能性が高いと判断した場合、免疫がつくため「突発性難聴は再発しない」と考えることが多いようですが、脳外科の先生は血栓ができやすい梗塞体質だと、「突発性難聴は再発する」可能性が高いと考えていることが多いです。

    当院としては、お薬の効果がなく鍼治療に来られた多くの患者さんのお体を診させていただいた結果から、梗塞体質であることや、ストレスによる自律神経の乱れなどの体の異常が複雑に絡み合うと、突発性難聴は再発すると考えています。

    ※直系の近親者で脳梗塞や心筋梗塞を発症した方がいる場合、ご自身も梗塞体質の可能性があるため、思い当たる方は、お体の状態を整える鍼治療や、生活習慣の改善を意識されることをおすすめ致します。

    突発性難聴再発の引き金になりうる生活習慣やストレス
  • ステロイドで改善しなかった方へ

    ステロイドで突発性難聴が治らない場合、神経回復や血流改善を期待して、アデホスコーワやメチコバールで経過観察になることが多いですが、お医者さんの積極的な治療は「ステロイドのみ」のため、ステロイドの効果がなかったら、お早めに鍼治療を始めてください。

    鍼治療なら、突発性難聴を治りづらくさせている体質の改善も含めて、根本原因から解決する治療ができるので、ステロイドが効かない突発性難聴にも効果的です。

    患者さんの声

    • 突発性難聴の鍼治療をされた神奈川県H.A.さん

      H.A.さん神奈川県

      突発性難聴の耳鳴り

      耳鳴りが良くなってきた

      糖尿病なので血糖値コントロールしつつ、ステロイドの点滴をしても治りませんでした。森上さんの梗塞体質のお話は、祖父が脳梗塞をやったことがあったので、非常に納得できました。鍼を始めてからは耳鳴りが少しずつ治まってきたので、先生には本当に感謝しています。

    • 突発性難聴の鍼治療をされた福島県K.M.さん

      K.M.さん福島県

      突発性難聴の耳鳴り

      諦めなくてよかったです

      入院中も耳鳴りが続いて本当に困っていましたが、おかげさまで聞こえがとても良くなり、よく眠れるようになりました。鍼を始める前は、強い耳鳴りに悩まされて絶望感を感じる毎日でしたが、先生方と夫の支えがあったから、続けてこられました。

    • 突発性難聴後遺症の鍼治療をされた東京都M.K.さん

      M.K.さん東京都

      突発性難聴の後遺症

      ふらつきが改善!

      ステロイド注射をしても聴力に変化なし。音がどこから聴こえてくるのかが分からず、まともに会議に参加できなかったので不安でしたが、森上さんの集中治療を受け、聴力が次第に回復。空間認知が良くなり、ふらつきが激減しました。これからも仕事を続けられそうです。

    ※「患者さんの声」は 個人の感想です。
    疾患により治療法や効果の出方が変わります。

    不調の根本原因は人によりさまざまなので、当院では全身検査をしたうえで、その患者さんに合った治療法をご提案しています。
    分からないことやご不安なことは、「今すぐ無料相談する」ボタンからご相談ください。

  • 当院の検査と鍼治療について

    森上鍼灸整骨院では、鍼灸用の聴力検査や、医療用サーモグラフィ・エコー・モアレトポグラフィを用いて全身検査をおこない、聴力が回復しやすい体に整える鍼治療に活かしています。

    発症から時間が経過するほど、負担がかかって良い耳の聴力も低下することが多いので、鍼治療の開始は早いほど効果的です。ステロイドの効果がなく、入院中にご相談される患者さんや、遠方から来られる患者さんも多いので、ご不安なことや分からないことなど、何でもお問い合わせください。

  • 著者情報

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    私が書きました

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    突発性難聴の治療経験36年。医師とは異なる検査【医療用サーモグラフィ】を取り入れ、のべ25万人を検査、治療成果を上げる。自らを「サーモグラファー」と命名。耳鼻科疾患の鍼治療に欠かせない、自律神経・ストレス状態をデータから読み解き、患者さんひとりひとりに合わせた治療を行っている。はり・きゅうの日生まれ61歳。

当院について

長野県須坂市の突発性難聴専門の鍼灸院です。

森上鍼灸整骨院の鍼灸師とスタッフ

西洋医学で治療法が確立していない難病や、保険内治療で効果がなかった患者さん、お薬の副作用でかえって悪化した患者さんが多く来院されるので、西洋医学を基盤としながら、お医者さんとは違った角度からの検査と治療に取り組んでいます。

原因を素早く見つける

耳鼻科専門の鍼灸院6つの検査

  • オージオグラム

    聴力検査

    骨導と気導の状態は、幅広い音域を使って「音を聴き分けられるか」を確認し、鍼の効果を最大限に引き出すツボを選定します。

  • 耳管機能検査装置

    耳管機能の検査

    日本で流通している唯一の検査機器で、耳管機能不全の有無を確認し、聴こえを良くするための鍼治療に活かします。

  • インピーダンスオージオメータ

    鼓膜と中耳の検査

    鼓膜の動きと中耳の気圧状態を確認し、検査結果から中耳炎の後遺症や、顔面神経麻痺後遺症の鍼治療に活かします。

  • 体の歪みの検査:モアレトポグラフィ

    体の歪み

    首の側弯は椎骨動脈を圧迫して脳や内耳の血流を悪くするため、モアレトポグラフィで確認し、歪みを治す鍼治療をします。

  • 血流の検査:循環器用エコー

    血流の異常

    自然治癒力の低下は血流の異常で分かるので、循環器用エコーで手足や首の状態を確認し、血流改善の鍼治療をします。

  • ストレスの検査:医療用サーモグラフィ

    ストレス状態

    治りを妨げるストレス状態は体表温度に現れるので、医療用サーモグラフィで確認し、自律神経を整える鍼治療をします。