ステロイドで改善しない難聴
根本原因の解決は「時間」との戦いです

ステロイドで改善しない難聴、根本原因の解決は「時間」との戦いです

放置された突発性難聴の治療

森上鍼灸整骨院 鍼灸師 吉池 加奈

●更新 2026.01.21

音声で解説!
1ヶ月後の突発性難聴と再生の可能性

病院での治療が一区切りつき、「これ以上の回復は難しい」と告げられた方へ。なぜ標準治療には限界があるのか、そして医学の常識を超えて聴力が回復するケースにはどんな理由があるのか。京大の再生医療研究(IGF-1)と鍼治療の意外な接点や、最も重い「スケールアウト」からの回復データをもとに、残された希望の選択肢について音声で分かりやすく紐解きます。

※出典1 EBMからみた突発性難聴の臨床 金原出版
※出典2 みみ・はな・のどの”つまり”対応 全日本病院出版社
※出典3 森上鍼灸整骨院 「治療に対する考え」

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時間が経過した突発性難聴は回復しますか?

突発性難聴の発症から一ヶ月以上経っていますが治りますか?|山梨県 S.O.さん

少し前から、耳がつまった感じや キーンという音はあったんですが、 ある日、急に右耳が聞こえにくくなりました。

病院で治療は受けたんですが、 思ったようには良くならなくて、 気づいたら、もうしばらく時間が経っています。

「これ以上は難しいかもしれない」と言われて、 正直、どうしたらいいのか分からなくなってしまって…。

山梨県 S.O.さん

そこまできちんと治療を受けて、それでも変化がないと、 どうしていいか分からなくなりますよね。

実際、同じように 「時間が経ってしまったんですが…」 と相談に来られる方は少なくありません。

突発性難聴は、 時間が経ったからといって、 そこで話が終わってしまうものばかりではありません。

まずは、 今どんな状態なのか、 何が影響していそうか、 一つずつ整理して考えていきましょう。

柔道整復師・鍼灸師 吉池 加奈

  • 発症から1ヶ月・半年・1年以上経ってから回復することがあります

    突発性難聴は、発症から時間が経っていても、 聴こえの変化や回復のきっかけが見つかることがあります。

    病院での治療が一段落したあとでも、 その人の状態に応じて、考えられる対応や判断のポイントは残っています。

    下のグラフは、実際に発症から6ヶ月が経過し、病院では「回復は難しい」と言われた患者さんのものです。当院での治療開始後、約3ヶ月半で低音域の聴力が正常値(30dB)まで回復しました。

    このように、後遺症の改善だけでなく、聴力そのものが回復するケースも少なくありません。

    2016.08.31
    発症時

    治療前

    2017.01.10
    音響療法を鍼治療を開始

    治療後

    2017.04.26
    低音が正常値(30db)まで回復※

    治療後

    ※耳鼻科の医学的視点から見て「実用上、ほぼ日常生活に支障がないレベル(正常範囲の境界線)」まで改善したと評価される値。

    ※治療効果の出方には、個人差があります。

    患者さんの声

    • 薬が効かない突発性難聴の鍼治療をされた長野市S.K.さん

      S.K.さん長野市

      突発性難聴の後遺症

      音の響きが良くなった

      後遺症の音の響きがあってとても苦痛だったのですが、鍼と音楽療法を始めてからは、だんだんと良くなりました。仕事が大工なので釘を打つ音に耐えられそうになく、そろそろ引退かと半ばあきらめていたのですが、おかげさまでまだ続けられそうです。

    • 薬が効かない突発性難聴の鍼治療をされた神奈川県H.A.さん

      H.A.さん神奈川県

      ステロイドが効かない突発性難聴

      耳鳴りが改善!

      糖尿病があるので、血糖値のコントロールをしながらステロイドの点滴をしたのですが、一向に治らず。先のことを考えて毎日毎日不安でした。でも森上さんで鍼を始めてからは、1週間経つ頃には耳鳴りがだいぶ改善!まさかこんなにも効果が現れるとは。本当に心から感謝しています。

    • 薬が効かない突発性難聴の鍼治療をされた新潟県M.S.さん

      M.S.さん新潟県

      めまいから始まった突発性難聴

      職場に復帰できた

      入院して点滴をしても治らなかったので、何度か鼓膜の奥にステロイドを打ってもらったのですが、騒がしい耳鳴りと音の響きで気がおかしくなりそうでした。時間はかかりましたが、森上さんの治療のおかげで、無事に職場復帰を果たせました。

    ※「患者さんの声」は 個人の感想です。
    疾患により治療法や効果の出方が変わります。

    不調の根本原因は人によりさまざまなので、当院では全身検査をしたうえで、その患者さんに合った治療法をご提案しています。
    分からないことやご不安なことは、「今すぐ無料相談する」ボタンからご相談ください。

  • 病院で「治らない」「これ以上できない」と言われる理由

    病院の治療は、発症直後の炎症を抑えることが目的だからです

    突発性難聴は、内耳に急な炎症が起きている状態と考えられているため、 病院ではステロイドを中心とした治療が行われます。

    ステロイドは、炎症を抑えることで聴力の回復を促す治療であり、 発症から早い時期ほど効果が出やすいとされています。

    一定期間で変化が見られない場合、治療はいったん一区切りになります

    ステロイド治療を行っても十分な変化が見られない場合、 病院での治療は「これ以上できることは少ない」と説明されることがあります。

    これは「もう回復しない」という意味ではなく、病院で行える治療が、いったん区切りを迎えたという意味合いであることがほとんどです。

    その後は、アデホスコーワやメチコバールなどを使いながら、 聴力の経過を見ていく形になることが一般的です。

  • 時間が経った突発性難聴にも、回復のきっかけが残る理由

    突発性難聴は、耳だけで起きている問題ではありません

    突発性難聴は「耳の病気」と思われがちですが、 実際には、耳だけでなく全身の状態が関係していることも少なくありません。

    病院での治療が一区切りしたあとでも、 体の状態によっては、聴こえに影響している要因が残っていることがあります。

    ストレスや体のバランスが、回復の妨げになっていることがあります

    病院の治療で十分な改善が見られなかった方のお体を確認すると、 過度なストレスによって体が緊張していたり、 首や体のバランスの乱れによって、内耳に向かう血流が妨げられているケースが多く見られます。

    こうした状態は、時間が経ってから強く表面化することもあり、 発症から数か月以上経過している方でも、 聴こえの回復を妨げる要因として残っていることがあります。

    原因が整理されることで、変化が出始めるケースもあります

    体の状態を一度整理し、 ストレスや血流、体の使い方といった点に目を向けることで、 聴こえの調子に変化を感じ始める方もいます。

    これは「時間が経ってから突然治る」という話ではなく、回復を妨げていた要因が整理されることで、 聴こえの変化が表れやすくなると考えると分かりやすいでしょう。

  • 【期間別】発症から時間が経った場合の考え方

    発症から1ヶ月ほど経過している場合

    突発性難聴は、発症からの時間が短いほど変化が出やすい傾向がありますが、 1ヶ月程度の経過であれば、聴こえに変化が見られるケースも多くあります。

    実際には、病院での治療を終えたあと、 発症から3〜4週間ほど経過した状態で来院される方も多く、 その後の対応によって聴こえの調子が変わってくることもあります。

    半年ほど経過している場合

    発症から数か月が経過すると、 脳が「聴力が低下した状態」を一つの基準として認識し始めるため、 発症直後と比べると変化のスピードはゆっくりになる傾向があります。

    ただしこの時期でも、 耳鳴り・音の響き・音割れなどの違和感が続いている場合は、 聴こえの調整がまだ進む余地が残っていると考えられることもあります。

    1年以上、または数年が経過している場合

    発症から1年以上、あるいは数年が経過している場合は、 大きな変化が短期間で起こることは多くありません。

    それでも、 耳鳴りや耳の詰まり感が軽くなったり、 日常生活での聞き取りやすさに変化を感じたりといった、生活の中での変化が見られるケースはあります。

    この段階では「元の聴力に戻す」ことよりも、 現在の状態を整理し、 聴こえに影響している要因を一つずつ見直していく視点が大切になります。

  • 「良くなった気がする」に注意!

    突発性難聴が発症してから時間が経つと、 「最初よりは慣れてきた」 「以前ほど気にならなくなった」 と感じる方も少なくありません。

    こうした変化は、決して珍しいものではありませんが、 すべてが「回復」を意味しているとは限らない点には注意が必要です。

    「聞こえに慣れただけ」の場合があります

    聴力が低下した状態が続くと、 脳がその状態を基準として受け入れ、 「違和感が少なくなった」と感じることがあります。

    この場合、実際の聴力が大きく改善していなくても、 体感としては「良くなった気がする」と感じてしまうことがあります。

    片方の耳が聴力を補っているだけかも・・・?

    片耳の聴力が低下している場合、 無意識のうちに、聞こえの良い耳で音を補おうとする働きが起こります。

    その結果、日常会話では困らなくなったとしても、 気づかないうちに、良い耳に負担がかかっていることもあります。

    「問題なく生活できている」と感じていても、 検査をしてみると、聴力の左右差が大きいまま残っているケースもあります。

    そのため、時間が経ってからの突発性難聴では、 感覚だけで判断せず、 現在の状態を一度整理して考えることが大切になります。

  • 森上鍼灸整骨院が、時間の経った突発性難聴に対応できる理由

    全身の状態を確認したうえで、鍼治療を行っています

    突発性難聴は「原因が特定できない感音難聴」とされることが多いですが、 実際には、血流の状態やストレスの影響が関係しているケースも少なくありません。

    当院では、医療用サーモグラフィを用いて体表温度を確認し、 全身の状態を把握したうえで、 ストレスや血流の乱れに目を向けた鍼治療を行っています。

    体の状態を整理することで、 聴こえに影響していた要因が見えやすくなり、 その後の変化につながるケースもあります。

    治療前

    ふくらはぎの血流状態:鍼治療前

    治療後

    ふくらはぎの血流状態:鍼治療後

    ※「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎのポンプ機能が働きやすくなることで、 全身の血流が整いやすくなります。

    鍼治療+音響療法でより効果的な治療が可能です

    突発性難聴の発症から時間が経過している方は、鍼治療と合わせて音響療法もおこなうとより効果的です。

    音は耳だけでなく脳でも処理されているため、 突然の聴力低下によって、脳が音に過敏になっているケースもあります。

    音響療法では、 耳と脳の聞き取りのバランスを整えることを目的に、 聞こえの状態に合わせた音を用いてリハビリを行います。

    聴力が回復することが多いので、不快な耳鳴り・音割れ・耳閉感などが徐々に気にならなくなります。

    鍼灸用のオージオメータで聴力検査
    鍼灸用のオージオメータで聴力検査
    患者さんに合った音響療法用のCD作成
    患者さんに合った音響療法用のCD作成

    ※当院では、モーツアルトの四重奏を患者さんの聴力に合わせて加工し、骨伝導ヘッドホンで音を聴き分ける音響療法をおこなっています。

    高音の聴力低下ではバイオリン、低音の聴力低下ではチェロの音を聴き分けると効果的です。

    耳に良いとされるクラシック音楽
    耳に良いとされるクラシック音楽
    骨伝導ヘッドホンで音を聴き分ける
    骨伝導ヘッドホンで音を聴き分ける
  • 「もう遅いかもしれない・・・」と感じているあなたへ

    「もう治らない」と言われても、まだ残されている選択肢があります

    発症から時間が経っていると、「今さら遅いのではないか」と不安になりますよね。 でも、当院にはそうした不安を抱えながら来院され、実際に改善へ向かわれている方がたくさんいます。発症からの期間だけですべてが決まってしまうわけではないんです。

    なぜ、今からでも変化が期待できるの?

    当院では、耳だけの問題と考えず、体全体の「体質」から見直していきます。

    「治ろうとする力」を応援する 鍼治療は、体が弱っている部分を助け、自分自身の力で回復しようとする働きを高めます。医学的な「完治の約束」はできませんが、お薬とは違ったアプローチで体を支えることができます。

    「血の巡り」を良くして再発を防ぐ 実は、血の流れが悪く、詰まりやすい体質の方がなりやすいとも言われています。当院では全身を検査して、そうした体質の傾向がないかチェックします。体質からケアすることで、再発の不安も減らすことができるんです。

    まずはご相談だけでも構いません

    「このままでいいのかな」と少しでも気になっているなら、それは今の状態を変えるきっかけになるはずです。

    病院で「これ以上は難しい」と言われた方でも、諦める前に一度見せてください。 無理に決断する必要はありません。まずは今のあなたの体の状態を知ることから、一緒に始めてみませんか?

  • 著者情報

    鍼灸師・柔道整復師 吉池 加奈

    私が書きました

    鍼灸師・柔道整復師 吉池 加奈

    各国の民間医療を学び、帰国後は顔と耳の解剖学を極める。聴力検査を得意とし、専門は突発性難聴と膝の鍼治療。周囲をぱっと明るくする陽気さで、患者さんからの人望が厚い。悩みは、外国人には気にされない活舌の悪さ。

当院について

長野県須坂市にある突発性難聴専門の鍼灸院です。

森上鍼灸整骨院 鍼灸師、スタッフ

聴力検査、医療用サーモグラフィ、循環器エコー、モアレトポグラフィで全身検査をおこない、突発性難聴を根本原因から解決する鍼治療に取り組んでいます。

原因を素早く見つける

耳鼻科専門の鍼灸院6つの検査

  • オージオグラム

    聴力検査

    骨導と気導の状態は、幅広い音域を使って「音を聴き分けられるか」を確認し、鍼の効果を最大限に引き出すツボを選定します。

  • 耳管機能検査装置

    耳管機能の検査

    日本で流通している唯一の検査機器で、耳管機能不全の有無を確認し、聴こえを良くするための鍼治療に活かします。

  • インピーダンスオージオメータ

    鼓膜と中耳の検査

    鼓膜の動きと中耳の気圧状態を確認し、検査結果から中耳炎の後遺症や、顔面神経麻痺後遺症の鍼治療に活かします。

  • 体の歪みの検査:モアレトポグラフィ

    体の歪み

    首の側弯は椎骨動脈を圧迫して脳や内耳の血流を悪くするため、モアレトポグラフィで確認し、歪みを治す鍼治療をします。

  • 血流の検査:循環器用エコー

    血流の異常

    自然治癒力の低下は血流の異常で分かるので、循環器用エコーで手足や首の状態を確認し、血流改善の鍼治療をします。

  • ストレスの検査:医療用サーモグラフィ

    ストレス状態

    治りを妨げるストレス状態は体表温度に現れるので、医療用サーモグラフィで確認し、自律神経を整える鍼治療をします。