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突発性難聴による耳鳴りの鍼治療

突発性難聴の耳鳴りについて説明する鍼灸師

●更新 2024.05.29

音声で解説!
突発性難聴の基礎と耳鳴りへの向き合い方

突発性難聴の定義や主な症状、診断の目安をやさしく整理。回復に影響する要因と、標準的に行われる治療の位置づけをコンパクトに紹介します。さらに、耳鳴りが残った場合の考え方や、教育的カウンセリング・音響療法・補聴器・認知行動療法といった実践的なケアのポイントも音声で解説します。

※出典1 SCOM・033 金原出版「EBMからみた突発性難聴の臨床」
※出典2 中山書店「難聴・耳鳴り診療ハンドブック|最新の検査・鑑別診断と治療」

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ホスト: 今日はですね、ある日突然、こう片方の耳が聞こえなくなるっていう突発性難聴。これについて掘り下げていこうと思います。

ゲスト: はい。

ホスト: 資料としては、EBMから見た突発性難聴の臨床とか、あと難聴耳鳴り診療ハンドブック。こういった専門書を参考にしています。

ゲスト: ええ。

ホスト: いや、もしね、急に耳が聞こえなくなったらって考えると、やっぱり不安ですよね。

ゲスト: そうですね。

ホスト: なので、まあ、何が起きてどう対処すればいいのか。あと、多くの人が悩む耳鳴りとの関係、このあたりをギュッと要点をつかんでいきたいと思います。

ゲスト: はい。

ホスト: では早速ですが、この突発性難聴って、そもそもどういう状態なんですか?

ゲスト: はい。えっと、これは文字通り突発的に、つまり原因がはっきりわからないまま片耳、まあ、ごくまれに両耳のことなんですが、その感音難聴が起こる病気です。

ホスト: 感音難聴。

ゲスト: ええ。音を感じ取る内耳とか、そこから脳へ信号を送る神経、そのあたりに問題が起きて聞こえにくくなる状態ですね。

ホスト: なるほど。

ゲスト: 診断の目安としては、まあ「隣り合った3つの周波数で、それぞれ30dB以上の聴力低下が72時間以内に急激に起こること。」とされています。

ホスト: 72時間以内、結構急ですよね。

ゲスト: そうなんです。突然というのが本当に特徴でして。

ホスト: うーん。発症した瞬間を覚えてる方も多いとか。何月何日何時頃、何をしてた時みたいに。

ゲスト: まさにそういう方が多いですね。朝起きたら聞こえなかったというケースも3割ほどいらっしゃいます。

ホスト: 朝起きたらですか?

ゲスト: はい。で、それ以外にもいくつか症状を伴うことがありますね。

ホスト: はい。

ゲスト: まず耳鳴り。これはもうほとんどの方、9割以上の方に現れます。

ホスト: 9割、ほぼ全員じゃないですか。

ゲスト: そうなんです。 で、音としては「ゴー」とか「ザー」とか、ちょっと濁った感じの音が多い傾向がありますね。

ホスト: うわー、それは辛そうですね。

ゲスト: ええ。それから耳が詰まった感じ。耳閉感って言いますけど、これも約3分の2の方に見られますね。

ホスト: 耳が詰まった感じ。

ゲスト: あとはめまいですね。これも3割からまあ5割くらいの方に伴います。 ただ多くは一時的で、目がぐるぐる回るような激しい回転性のめまいは比較的少ないです。

ホスト: なるほど。一時的ではあれ、めまいもあると。

ゲスト: ええ。

ホスト: ここであの、大事なのは、突発性難聴だと、普通は耳の痛みとか耳だれ、頭痛、熱なんかはないってことですよね。

ゲスト: あ、その通りです。そこは非常に重要なポイントで、もしそういった症状がある場合は、何か別の病気を疑う必要がありますね。

ホスト: なるほど。鑑別のポイントですね。わかりました。 でもやっぱり一番気になるのは回復するのかどうか・・・予後ですよね。

ゲスト: そうですよね。ええ・・・残念ながら全員が元通りに回復するわけではないんですね。

ホスト: うーん。

ゲスト: 回復の見込みに影響する要因っていうのがいくつか報告されてまして、特に重要なのはやはり治療開始までの時間です。

ホスト: 時間ですか。

ゲスト: はい。発症してからできれば7日以内、早ければ早いほど良いとされています。

ホスト: 7日以内。

ゲスト: それから発症時の聴力低下の度合い。これも大きいですね。 特に90dB以上のかなり高度な難聴だと回復はちょっと難しくなる傾向があります。

ホスト: うーん、時間との勝負、そして最初のダメージの大きさ、と。

ゲスト: ええ、そういうことです。他にもめまいを伴う場合とか、あとご高齢の方、それから聴力検査の形で高音域だけがすごく落ちているタイプもやや予後が厳しいかなという傾向はありますね。

ホスト: いろいろあるんですね。

ゲスト: 最近ではMRIのちょっと特殊な撮り方なんですけど、 3Dフレア法っていうので、内耳に異常が見つかると回復が難しい独立した要因だ、なんていう報告もあります。

ホスト: へえ、MRIでもわかることがあるんですね。

ゲスト: ただ、一方で自然に治る方もいらっしゃるので。 治療の効果を正確に見極めるのがちょっと難しい面もあるんですよ。

ホスト: あー、なるほど。

ゲスト: 多くの場合、聴力は発症してから1、2ヶ月でだいたい固定してくることが多いですね。

ホスト: 1、2ヶ月で。では、その治療っていうのはどういうことをするんですか?特効薬がないというのは聞きましたが。

ゲスト: そうですね。確立された特効薬はないんですが、だからこそ早期治療が、まあ非常に重要だと考えられています。 これはもう推奨グレードA。「行うことが強く推奨される」レベルですね。

ホスト: まずは早くということですね。

ゲスト: はい。で、一般的な治療としては、まずステロイド薬ですね。

ホスト: ステロイド。

ゲスト: ええ。飲み薬とか点滴で全身に投与する方法。これは推奨グレードC1。 まあ、「選択肢の一つとして考慮して良い」レベルです。

ホスト: ふむふむ。

ゲスト: それと、鼓膜に注射して直接耳の中に薬を入れる鼓室内投与。ITIって略したりしますけど。

ホスト: えっと・・・直接耳に注射ですか?

ゲスト: そうなんです。ちょっと怖い感じもするかもしれませんけど。

ホスト: ええ、しますね。

ゲスト: このITIは最初の治療としてはC1ですけど、飲み薬なんかで効果が不十分だった場合の追加治療としては、 「行うことが推奨される」推奨グレードBとされています。

ホスト: なるほど、そういう方法もあるんですね。

ゲスト: 全身への副作用が少ないっていうメリットもありますね。他には血流改善とか代謝を促す目的で、ビタミンB12とかATP製剤っていう薬が使われることも多いんですが。

ホスト: はい、よく聞きますね。

ゲスト: 正直なところ、これらが有効だっていう強い証拠、エビデンスはまあ、あまりないんですね。

ホスト: そうなんですか。

ゲスト: ええ。重症例だと、プロスタグランジン製剤、PGA-1という血流改善薬をステロイドと併用することもあります。 これもC1ですね。

ホスト: ほう。

ゲスト: これも発症2週間以内なら有効な可能性があるということで、これも選択肢の一つとされています。

ホスト: へえ、酸素も。

ゲスト: ええ、もちろん安静にしたり、ストレスを避けるっていうのも基本的には大事です。

ホスト: それはそうですよね。

ゲスト: ちなみに、入院と外来とで治療効果に差はあるんですか?

ホスト: あ、それについては明確な差があるという証拠はないとされていますね。これもC1です。

ゲスト: なるほど。 難聴自体も大変ですけど、多くの人がその治療後も悩まされるのが、あのしつこい耳鳴りだと思うんです。9割以上の方に出るんでしたよね。

ホスト: そうですね。非常に多いです。

ゲスト: 難聴が良くなっても耳鳴りだけ残っちゃう場合っていうのはどう考えればいいんでしょう?

ホスト: いや、そこが本当に難しいところでして。耳鳴りの場合、目標は音を完全に消すことよりも、耳鳴りによる苦痛を減らすことに置かれることが多いんです。

ゲスト: 苦痛を減らす?

ホスト: ええ。耳鳴り苦痛モデルっていう考え方があるんですが、簡単に言うとですね、耳鳴りの音自体は聞こえの神経経路、まあ、入力が減ったことによる脳の過活動とか、そういうところで発生するんですけど。

ゲスト: はい。

ホスト: それが不安とか集中とか記憶とか、そういう脳の他の部分と結びついちゃうことで、「うるさいな」とか「気になるな」、「辛いな」っていう苦痛が増幅してしまうというメカニズムですね。

ゲスト: ああー音そのものだけじゃなくて、 脳のなんていうか、反応の仕方が問題になってくるっていうことですか。

ホスト: まさにそういう側面が強いと考えられています。ですから、治療としては、まずこれは危険な信号じゃないんだよ、脳が生み出している音なんだよっていうことを理解してもらうための教育的なカウンセリング。これが基本になります。

ゲスト: まずは理解すること。それだけでもこう不安が減って、悪循環を断ち切る助けになることがあるんですね。推奨グレードとしてはC1ですけど。 非常に重要なステップです。

ホスト: なるほど、理解が大事なんですね。対処法としては他にどんなものが?

ゲスト: 代表的なのは音響療法ですね。

ホスト: 音響療法。

ゲスト: はい。これは周りの環境音をうまく使ったり、サウンドジェネレーターっていう機械で心地よい音を聞いたり、あるいは難聴があれば補聴器を使うことで、耳鳴りの音を目立たなくして、脳がそれに慣れる。 順応するのを助けるという方法です。

ホスト: 補聴器も使うんですね。

ゲスト: ええ。特に補聴器は聞こえにくくなった音を補うことで、耳鳴りの原因かもしれない聴覚路の活動を正常化させるっていうアプローチとしても重要視されています。これは推奨グレード1A、標準的な治療として推奨されていますね。ポイントは、マスキングって言って無理やり音で消すんじゃなくて、 慣れ、順応を促すというところですね。

ホスト: なるほど、慣れることが目標なんですね。

ゲスト: そうです。あとは認知行動療法CBT。これも非常に有効な方法です。これも推奨グレード1Aですね。

ホスト: 心理療法ですか?

ゲスト: ええ、耳鳴りに対して「もうダメだ」みたいな、否定的な考え方とか、耳鳴りを避けようとする行動パターン。そういうのを変えていくことで苦痛を和らげるアプローチです。

ホスト: 考え方を変える、と。

ゲスト: はい。薬については、残念ながら耳鳴りの音自体を小さくする効果はあまり期待できないんですね。推奨グレードも2C。推奨しないレベルです。

ホスト: あ、そうなんですね。

ゲスト: ただ、耳鳴りに伴って不眠とか不安、うつ状態がすごく強い場合に、それらを和らげる目的で補助的に使われることはあります。

ホスト: なるほど、あくまで補助的にですか。よくわかりました。 じゃあ、まとめると、突発性難聴っていうのは、原因はわからないけれども、とにかく早く治療を始めるのが大事だと。

ゲスト: はい。

ホスト: そして、たとえ耳鳴りが残ってしまったとしても、音そのものに注目するんじゃなくて、カウンセリングとか音響療法、認知行動療法なんかで、それによる苦痛をマネジメントしていく、と。そういうアプローチが中心になるわけですね。

ゲスト: まさにおっしゃる通りです。よくまとめていただきました。

ホスト: いえいえ。

ゲスト: 最後に一つだけちょっと皆さんに考えてみてほしい問いかけなんですけど。

ホスト: おお、何でしょう

ゲスト: 今日の話にあった耳鳴り苦痛モデルを考えるとですね、もし普段から例えばストレスへの対処法を身につけていたり、感情の波をうまく乗り越える練習をしていたとしたら。

ホスト: はい。

ゲスト: 万が一突発性難聴になった時、あのーの耳鳴りの苦痛の度合いって もしかしたら、発症する前からある程度コントロールというか、軽くできる可能性ってあるんでしょうかね。

ホスト: ああ、なるほど。脳の準備というか。

ゲスト: ええ。脳のネットワークって本当に複雑ですからね。そういうつながりについて、ちょっとだけ思いを巡らせてみるのも面白いかもしれないなと。

ホスト: 深い問いですね。確かに、考えてみる価値がありそうです。

※出典1 SCOM・033 金原出版「EBMからみた突発性難聴の臨床」
※出典2 中山書店「難聴・耳鳴り診療ハンドブック|最新の検査・鑑別診断と治療」

突発性難聴の耳鳴りは、鍼治療で治りますか?

突発性難聴の耳鳴りは、鍼治療で治りますか?|長野市T.O.様

突発性難聴と診断され、聴力はある程度戻ったものの、後遺症の耳鳴りだけが全く治らず、毎日2時間しか眠れていません。

体力も食欲も落ちて毎日辛いのですが、鍼治療で耳鳴りは治りますか?

長野市 T.O.様

突発性難聴の耳鳴りが起こる理由を知った上で、聴力を回復させる鍼治療や全身を整える鍼治療を続けると、突発性難聴が原因の耳鳴りであっても、聴力を回復させる鍼治療や全身を整える鍼治療を続けると、おおむね90%は改善が期待できます。

ステロイドの効果がなかった方でも改善を目指せるので、ご相談ください。

発症から時間が経過するほど治りづらくなってしまうため、鍼治療はなるべくお早めに始めていただくことをおすすめします。

鍼灸師 吉池 くるみ

突発性難聴の耳鳴りが治った!

いつもの日常が戻った
耳鳴りの鍼治療をされた長野市T.O.様

四六時中ジージーとした耳鳴りに支配されてうつ状態になってしまいましたが、森上さんに通い出してからはだんだんと耳鳴りが気にならなくなってきて、聴こえがうんと良くなりました。

手芸をしたり旅行に行ったりと、今までどおりの日常が取り戻せた今、突発性難聴の発症は、「本当に健康って大切」だと実感させられる出来事でした。

長野市 T.O.様

※治療効果の出方には、個人差があります。

自律神経の状態も安定しています

T.O.様のお体を検査させていただいた時は、末端の体温が異常に低く、お体に相当なストレスがかかっていましたが、自律神経の状態も耳の状態も少しずつ良くなっていったので、当院一同、本当に嬉しく思います。

突発性難聴は、発症したときと同じ時期に再発することもありますので、体調を崩されないようにどうぞご自愛ください。また何かお困りなことがありましたら、何でもご相談ください。

鍼灸師 吉池 くるみ

耳鳴りとは

難聴を伴って起こる場合が多い

音は耳だけでなく脳の連携があってこそ聴くことができますが、突発性難聴で聴力が急に低下すると、脳が不安を感じて聴こえない音域を探すので、感度を上げた結果、高音が聴こえなくなれば高音の耳鳴り・低音が聴こえなくなれば低音の耳鳴りがあらわれます。

耳鳴りの習慣化

脳には、理論脳(音を冷静に分析して聞く部分)と、情動脳(音を心地良いか悪いかを感じる部分)がありますが、突発性難聴では情動脳が不安を感じて活性化するので、音の聴こえなさを不安に思うほど耳鳴りは強くなり、自律神経のバランスが崩れて耳鳴りが習慣化しやすくなります。

特に、冒頭の解説にもあったように突発性難聴で内耳がダメージを受けると、脳は聴こえなくなった音を補おうとして感度を上げてしまい、結果として耳鳴りを発生させやすいのです。

理論的な脳・情動的な脳

耳鳴りの種類

自覚的耳鳴り、他覚的耳鳴り

自覚的耳鳴りは自分にしか聴こえない耳鳴りですが、他覚的耳鳴りは他の人にも聴こえる耳鳴りです。
※耳鳴りの多くは自覚的耳鳴りです

・自覚的耳鳴り…突発性難聴、騒音性難聴、メニエール病などの内耳の障害で起こる
・他覚的耳鳴り…筋肉のけいれんなどで起こる

高い音の耳鳴り「キーン」

金属音のような耳鳴りは、耳を塞ぐと大きく聞こえるのが特徴です。

低い音の耳鳴り「ゴー」

低音の耳鳴りは血液循環の異常で起こることが多く、耳が詰まった感じや天候の変化で悪化することもあります。(低音障害型感音難聴など)

砂嵐の耳鳴り「ザー」

砂嵐のような耳鳴りは、聴力そのものが大きく低下している場合があります。

お医者様の突発性難聴の治療

ステロイドで炎症を抑える

突発性難聴は「内耳に炎症が起きている状態」と考えられていることから、お医者様はステロイドの飲み薬や点滴、鼓室内注射などで炎症をとめる治療をされます。

ステロイドは強い副作用がある関係上、継続使用ができないので、治療期間内に治らなければ、アデホスコーワやメチコバールで血流や神経回復を促したり、経過観察になったりするケースが多いです。

突発性難聴のステロイド治療

突発性難聴の耳鳴りを治すには

聴力を回復させる・脳の不安を解消する

冒頭の解説で「耳鳴り苦痛モデル」について触れたように、耳鳴りの改善には聴力回復だけでなく「脳の不安を解消する」ことが不可欠です。もしステロイドで突発性難聴が治らなかった方は、ステロイドが効きにくいお体の素因を持っていることが考えられるので、当院までご相談ください。

耳鳴りは、聴力を回復させるか脳をリラックスさせると良くなってくるので、当院では全身検査からお体の状態を見て、もとから体の機能を取り戻す鍼治療に活かしています。

耳鳴りがある状態を、脳が「正常」と認識し始めると治りづらくなってくるので、お早めにご相談ください。

鍼治療で耳鳴りは悪化するのか

一時的に強くなっても悪化はしない

鍼治療で耳への血流量が上がると一時的に耳鳴りを強く感じる方もいますが、これは突発性難聴後の耳鳴りでも、他の原因による耳鳴りでも同様です。悪化はしないのでご心配ありません。鍼をして耳鳴りが強くなる場合だと、治療時の格好が原因になっている事が多いので、格好を変えて治療をすれば大丈夫です。もし異変を感じたら、すぐに担当の先生にお伝えください。

※耳鳴りが強くなるケースは他にも、アデホスコーワで血流が良くなってきた場合や、ステロイドの副作用で不安が増強したり、うつ状態になったりすることで、耳鳴りを強く感じる場合があります。

突発性難聴の耳鳴り悪化

耳鳴り改善の全身検査

お医者さまとは違った角度からの検査

当院には、耳鳴りを改善させるために必要な検査設備(オージオメータ・サーモグラフィ・エコー・モアレトポグラフィ)が揃っています。

突発性難聴は全身疾患の一症状」と捉え、耳だけでなく全身を検査し、突発性難聴を発症した根本原因やステロイドが効かない原因を探します。

突発性難聴の根本原因を調べる検査

耳鳴りの鍼治療

自律神経を整える鍼治療

自律神経を鍼で刺激すると、脳から分泌されるセロトニン(幸せホルモン)の量が増えるので、脳がリラックス状態になり、聴力回復や耳鳴りが治りやすい体の状態をつくることができます。

治療前

ふくらはぎの血流状態:鍼治療前

治療後

ふくらはぎの血流状態:鍼治療後

ふくらはぎの血流が悪いと脳内の血流や酸素量が減り、情動脳が活性化して耳鳴りが治りずらくなりますが、ふくらはぎの血流が良くなると脳内の血流が増え、突発性難聴の耳鳴りが改善しやすくなります。

治療前

オージオグラム:突発性難聴治療前

治療後

オージオグラム:突発性難聴治療後

こちらのオージオグラムは、突発性難聴を発症した患者様のものです。聴力が回復すると耳鳴りも改善します。

鍼との併用で効果的!音響療法

音響療法は当院オリジナルのリハビリ法で、聴力図に合わせて音響レベルを調整したクラシックCDを、骨伝導ヘッドフォンで聴きとります。

聴こえなかった音域が聴こえるようになる・音がする方向が分かるようになるなど、聴力や空間認識が回復することが多いです。

音響療法:治療用音楽CDの作成

当院の専門的な治療にかかる費用について

長年のお悩みを解決し、穏やかな未来を取り戻すための価値ある投資について、こちらのページで詳しくご説明しています。

耳鳴り専門鍼治療の料金はこちら

お寄せいただいたご質問

  • ご質問いただいた井本時雄様

    井本 時雄

    2年前に突発性難聴になってから耳鳴りが続いています。良い方の耳も聴力が落ちているので心配です。耳鳴りにとって、良いこと悪いことを教えてください。また、休暇のめどがついたら、長野に滞在して治療をお願いしようと思っています。その時は何卒よろしくおねがいします。

  • 鍼灸師の回答

    耳鳴りをあえて確認することや、タバコや過剰なアルコール摂取など、血流が悪くなることはしないでください。かえって悪化のリスクを高めてしまいます。

    耳鳴りに良いことは、自然の音を聞いて温かい温泉に浸かったり、ゆっくり睡眠をとったりすることです。当院の周辺は自然豊かでリラックスできる環境なので、集中治療に最適です。

    鍼灸師 吉池 くるみ
  • ご質問いただいたokamoto様

    okamoto

    森上鍼灸整骨院さんならもしかしたら耳鳴りが治るかも…と、淡い期待を抱いているのですが、以前、他の鍼灸院に通院して治らなかったので、不安な気持ちもあります。森上さんの強みを教えていただけたら幸いです。

  • 鍼灸師の回答

    当院の強みは、全身検査が可能な設備がそろっている・独自の音響療法で耳と脳の聞えのリハビリができる・突発性難聴やその後の耳鳴り治療に特化した鍼灸師がいることです。当院がお役に立てると思いますので、鍼治療をご検討でしたらお早めにご連絡ください。

    鍼灸師 吉池 くるみ
  • ご質問いただいたyu-ma様

    yu-ma

    妻が突発性難聴で鼓膜内のステロイド注射も変化なしで、耳鳴りに悩んでいます。何かに怒っているかと思えばどんよりしていることが多々あり、鬱にならないか心配です。埼玉在住なのですが、埼玉から治療に来ている人はいますか?

  • 鍼灸師の回答

    突発性難聴の方は、会話を理解するために相手の口元を見たり、聞こえやすい位置に移動したりなど、音や声を聞くために様々な工夫をされています。それでもうまく聞き取りができなければ、会話することを諦めたり、理解できたふりをしたりする方もいらっしゃいます。

    聞えのストレスを感じる場面が多くなると、感情が不安定になりやすいので、寄り添うお言葉をかけてください。東京や埼玉から治療に来られる方は多くいらっしゃいます。分からないことがありましたら、ご相談ください。

    鍼灸師 吉池 くるみ
  • ご質問いただいた吉野様

    吉野

    医者からは、耳鳴りは治らないものだから~と言われたのですが、なぜ鍼なら改善すると言えるのでしょうか?

  • 鍼灸師の回答

    お医者様が「突発性難聴後の耳鳴り」は治らないとおっしゃるのは、薬で脳を安心させる治療が難しいからなのではないかと思います。脳が「耳鳴りは危険、怖い」と思うほど大きな耳鳴りになりますが、怖くない音だと脳が安心すれば、回復に向かわせることができます。鍼治療なら脳をリラックスさせる治療が可能なので、耳鳴りが改善しやすいと言えます。

    鍼灸師 吉池 くるみ
  • ご質問いただいたkomastu様

    komastu

    薬で治らなかった耳鳴りがだんだん気にならなくなってきましたが、耳鳴りがなくなるまで鍼治療を続けた方が良いのでしょうか。

  • 鍼灸師の回答

    耳鳴りを完全に治すことを目標にするより、「そういえば耳鳴りが気にならない」となった方が、お体にも精神面にも良いことだと思います。※完全に治すことを目標にすると、かえって耳鳴りが気になる場合があるからです。

    患者様にとって、耳鳴りを以前より影の薄い存在にし、いつも通りの日常と健康を取り戻していただくように、私たちは日々鍼治療を行っています。

    鍼灸師 吉池 くるみ

耳鳴りについてもっと詳しく!

著者情報

森上鍼灸整骨院 鍼灸師 吉池 くるみ

私が書きました

森上鍼灸整骨院 鍼灸師 吉池 くるみ

修学旅行でフランスに向かう際、機内で耳管機能不全を発症。その場に居合わせた看護師さんに看病される事態に。この経験から、日本で唯一の鍼灸院用オージオグラムの研究に励み、聴力検査や突発性難聴の鍼治療を行っている。癒しオーラを放ちながら的を射た説明で、患者様からの信頼を集めている。

当院について

長野県須坂市の突発性難聴専門の鍼灸院です。

森上鍼灸整骨院:鍼灸師とスタッフ

聴力検査、医療用サーモグラフィ、循環器エコー、モアレトポグラフィで全身検査をおこない、突発性難聴を根本原因から解決する鍼治療に取り組んでいます。

原因を素早く見つける

耳鼻科専門の鍼灸院6つの検査

  • オージオグラム

    聴力検査

    骨導と気導の状態は、幅広い音域を使って「音を聴き分けられるか」を確認し、鍼の効果を最大限に引き出すツボを選定します。

  • 耳管機能検査装置

    耳管機能の検査

    日本で流通している唯一の検査機器で、耳管機能不全の有無を確認し、聴こえを良くするための鍼治療に活かします。

  • インピーダンスオージオメータ

    鼓膜と中耳の検査

    鼓膜の動きと中耳の気圧状態を確認し、検査結果から中耳炎の後遺症や、顔面神経麻痺後遺症の鍼治療に活かします。

  • 体の歪みの検査:モアレトポグラフィ

    体の歪み

    首の側弯は椎骨動脈を圧迫して脳や内耳の血流を悪くするため、モアレトポグラフィで確認し、歪みを治す鍼治療をします。

  • 血流の検査:循環器用エコー

    血流の異常

    自然治癒力の低下は血流の異常で分かるので、循環器用エコーで手足や首の状態を確認し、血流改善の鍼治療をします。

  • ストレスの検査:医療用サーモグラフィ

    ストレス状態

    治りを妨げるストレス状態は体表温度に現れるので、医療用サーモグラフィで確認し、自律神経を整える鍼治療をします。

患者様の声

  • 突発性難聴の鍼治療をされた長野市S.K.様

    S.K.様長野市

    突発性難聴の後遺症

    もっと早く始めれば良かった

    仕事が大工なので、釘を打つ音が脳まで響いて苦痛でした。引退を考えた時に、突発性難聴が治ったという知人から森上さんを紹介され、しばらく通院したら、音の響きがだいぶマシに!ぐっすり眠れるようにもなって、あれもしたいこれもしたいと、生きる意欲が湧いてきた!

  • 耳鳴りの鍼治療をされた長野県T.S.様

    T.S.様長野県

    突発性難聴の耳鳴り

    感謝しています

    両親の介護が重なり、そこから体調を崩して突発性難聴を発症してしまいました。検査では、すごいストレスがかかっていると、院長先生から教えられました。耳鳴りがひどくて毎日気が滅入る思いだったのが、数日続けての鍼治療で良くなってきました。

  • 耳鳴りの鍼治療をされた埼玉県T.Y.様

    T.Y.様埼玉県

    突発性難聴の耳鳴り

    仕事が続けられそう

    入院で治らず、近所の鍼灸院で治らずから、森上鍼灸整骨院さんに辿り着きました。あまり家族に心配かけたくなくて弱音を吐けない分、先生達の励ましに助けられました。治療のおかげで耳鳴りが気にならなくなって、作業効率がぐんと上がりました。まだまだ仕事を続けられそうです。

※「患者様の声」は 個人の感想です。
疾患により治療法や効果の出方が変わります。

不調の根本原因は人によりさまざまなので、当院では全身検査をしたうえで、その患者様に合った治療法をご提案しています。
分からないことやご不安なことは、「今すぐ無料相談する」ボタンからご相談ください。